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今日 17:00きょう(6日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比844円安の2万8487円と急落。3%近い下落で安値引けとなり、昨年6月21日の953円安以来となるクラッシュ的な下げとなった。注目された12月開催分のFOMC議事録はFRBによる政策金利の引き上げやバランスシートの縮小を想定より早める可能性を示唆するものであり、懸念した通り米国株市場は波乱様相を呈した。特に、ハイテク株比率の高いナスダック指数の下げが顕著で、これにより東京市場も大きく揺さぶられる形となった。 日経平均株価の下げ方も派手だったが、それ以上に強烈な売りの洗礼を浴びているのがマザーズ市場だ。前日に続き、終値ベースで5%近い急落に見舞われ881.95まで水準を切り下げた。20年5月以来約1年8カ月ぶりの安値圏に沈んだ。ネット証券大手の店内データではマザーズの信用評価損益率は前日時点でマイナス27.4%であったが、きょうの下げで30%近くまで達した可能性がある。ところが、追い証は一部で発生しているもののそれほど目立った投げは出ていないという。 それどころか、きょう前場の段階では「個人投資家はマザーズ銘柄を買い越している状況にある。信用の投げどころか逆に信用取引で更に買い増ししている向きが多い」(ネット証券アナリスト)とする。売り方は外国人で、その受け皿となっているのが個人投資家という構図である。セリングクライマックスとなれば、全体論として需給は改善するが、現状は膿を溜めたまま痛みに耐えているような状態にあり、なお危険なムードが漂う。 個別株は逆張りに徹して、テーマに乗る銘柄で全体波乱相場に流され急落している銘柄を拾っていくのが基本戦略となる。ただ、その際に高PER銘柄は避けておくのが無難であろう。元来は、金利上昇局面でハイテク系のグロース株が一様に売られる道理はないのだが、円安で自動車株を買ったり、原油高で資源関連や総合商社株を買うというように、半ば公式化されたような資金の流れが形成されてしまうと理屈では簡単に太刀打ちできず、こうした流れに抗うのはあまり得策ではない。極論的にはPER100倍の株が半値になったとして、PER50倍だったら買えるのかという話しになってしまう。つまりテクニカルでの下値メドがつきにくい。逆張りの基本戦略は「割高ではない株」で、株価が大きくディスカウントされたものを対象とするのが賢明である。 もっとも、逆張りスタンスで対処するといっても実際は難しい部分もある。“落ちてくるナイフは掴むな”というのは有名な相場格言だが、かといって静観を決め込んで、その後ゆっくりと地面に刺さったナイフを拾いに行っても、駆け付けた時には既にリバウンドしていて、結局“宙に舞う”ナイフを掴むことになりがちである。 そこで暴落時の赤札銘柄、つまり強い株の方に着目するという発想が生まれる。PERやPBRに割高感がなく、成長力を内包している銘柄で株価が崩れていない銘柄を探すというのも立派な投資作戦だ。直近取り上げたカワタ<6292.T>はプラスチック成形関連機器のトップメーカーで、同社の製品は次世代2次電池分野でも引き合いが強い。EV普及に際し重要テーマである車体軽量化で活躍期待が大きい。22年3月期営業利益は64%増益予想でPBRは0.7倍台だ。更に23年3月期は利益の伸びが加速するとみられている。 また、ワイエイシイホールディングス<6298.T>も要マーク。きょうは下げたとはいえ、下げ幅はわずかに7円。同社のポイントは次世代パワー半導体分野におけるキーテクノロジーを擁していること。子会社のワイエイシイビームは世界初となるSiC(シリコンカーバイド)裏面電極オーミック化専用装置を製造するほか、パワー半導体素子用レーザアニーラにも注目度が高い。22年3月期営業利益は前期比2.2倍の16億円予想と高変化を見込み、一段の上振れも視野に入る。次世代分野における成長ドライバーを持ちながら、ワイエイシイはカワタと同様にPBR0.7倍でバリュエーションでも評価不足といえる。 あすのスケジュールでは、12月の都区部消費者物価指数、11月の家計調査、11月の毎月勤労統計などが発表されるほか、30年物国債の入札も予定されている。海外では、12月のユーロ圏消費者物価指数速報値、11月のユーロ圏小売売上高、12月の米雇用統計、11月の米消費者信用残高など。(銀) 出所:MINKABU PRESS ...続きを読む
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